Biologicalな思考を楽しむ

アカデミアと社会の境界線を再認したい

ワインと科学のおいしい関係 第一回

日本の有名なことわざに以下のようなものがある 風が吹くと桶屋が儲かる 出典: 無跡散人著 世間学者気質 巻三 (1768) その意味は 1. 文字通り一見関係なさそうなところに影響が出ること 2. 無理くり論証したこじつけ などの意味で使われることもあるようで…

生物の最小単位「細胞」について考えてみる

人間は60兆個の細胞によって構成されている 生物界隈では有名なフレーズですが、本当に60兆個なのかな?と疑いの目をかける猜疑心もアカデミアには必要なのかもしれません。この60兆という数字の妥当性は他の記事で解説するとして、この記事では生物(学)の基…

勉強と学問の違いをざっくりと

生物学の基礎 (1) 生物学を理解するために、初めの一歩目は「学問とは何か」を最初に考えて見ましょう。物事を考える上で一番大切なことは、良い回答をするのではなく「良質な問いを立てること」と言われています。ということで、本記事では以下の問いから初…

生物学を考える

いきなりですが「生物学とは?」と聞かれ一体何を思いますでしょうか? 一般的には植物を詳しく知っている人・薬を作っている人・お医者さん...と職業から類推する人が多いと思いますが、一方でやや専門的なことを学んでおり、細胞・タンパク質・遺伝子、な…